【No.0712-40】“セラミックボディ”ホイールの上手な取扱い

NAB(CBN)ホイル・EDC(ダイヤ)ホイル初めて機械に取り付ける際、また、ツルーイング・ドレッシングを始める前にお読み下さい!

※ご使用条件は別紙「加工マニュアル」の加工条件欄をご覧下さい。

ホイールの取扱いとフランジの締め付けについて

1.ホイールの取扱い
①NAB(CBNホイル)とEDC(ダイヤホイル)は“セラミックボディ” の為、一般焼成砥石の「打音検査(木槌で軽く叩く)」と同じ検査をして “ボディの亀裂やクラック無き事”を確認する事が望ましい。
②同様に目視による“ボディの亀裂やクラック無き事”を確認する事が望ましい。

2.フランジの締め付け
①金属ボディ(アルミ・S45C)と異なり、あまりきつく締めると「一般焼成砥石の締め付けによるひび」と同様に破損の恐れがある為注意する。
②また、フランジの締め付け時には「添付のラベル」をフランジに挟み込み締め付け時のひび割れを防止する。

ツルーイング・ドレッシングについて

1.ツルーイング(振れ取り)
①NABまたはEDCホイルに赤マジックを塗る(右図参照)
②ボンドドレッサーでまずツルーイングする。
a. 切込み量:3~5μm
b. .送り速度:60~100mm/min

3μmで問題なければ5μm程切り込んでマジックが完全に消えるまで繰り返す。
その際、ミストでも良いので水をかけてやると、ボンドドレッサーもホイルも傷めないですむ。
※注意!◆ダイヤモンドは熱に弱い!!

2.ドレッシング(目立て)

①ホイルの赤マジックが完全に消えているかを判断する
②消えていない場合は、再度「ツルーイング」を行う
③単石ドレッサー(※クリスタルタイプ単石D)でドレッシングをする。
a.切込み量:1~3μm
b.送り速度:100~150mm/min
※ 注意)⇒最初慣れないとクリスタルタイプの先を“欠けさせる”ので、
古くなった既存の単石でドレスしてみる。

ツルーイング・ドレッシングについて

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