※形状記号とは
「研削といし」及び「超砥粒ホイール」の形状を記号によって区別する為の物です。
※形状記号の見方について
1. | 研削といしの場合 | |||
① | 「研削盤等構造規格」により研削といしの標準形状が図によって示してあります。 その際「矢印→」で示した箇所が「使用面」であり、研削加工に於いて、「といし」は使用面以外の箇所で研削加工してはいけません。 |
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② | 「研削盤等構造規格」により研削といしの寸法形状には製作してはいけない寸法の制限が設けてあります。 | |||
2. | 超砥粒ホイールの場合 | |||
超砥粒ホイールの基本形状記号はJIS(日本工業規格)によって規定されています。 |
※「といし」と「ホイール」の形状記号の違い
1. | 「1号F形」のといしの例 | |||
① | 形状 :1号(平形) | |||
(Shapes) | ||||
② | 縁状 :F(R付) | |||
(Profiles) | ||||
2. | 「14D1R」のホイールの例 | |||
① | 台金の基本形状 | : 14 (両ボス付ストレート) | ||
② | 砥粒層の断面形状 | : D (台形⇒逆テーパー付) | ||
③ | 砥粒層の接着位置 | : 1 (外周) | ||
④ | モデフィケーション | : R (両逃げ⇒台金の逃がし付) | ||
ポイント | ||||
「といし」はボディ形状が砥粒形状になる。言わば全部がボディであり砥粒となります。 これに引き替え「ホイール」は砥粒層とボディという区分が存在する為に記号の概念は、「といし」が2種類であるのに対し、4種類の組み合わせとなります。 |
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「といし」の形状表示方法 ダイヤモンド・CBNホイールの形状表示法 |
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2009年10月・11月定例「勉強会」より |