◆めざましく伸びる水溶性切削油剤の需要 その問題点は……安全対策の重視、コスト低下の要求――といった理由から、近年水溶性切削油剤の使用量はめざましい伸びを見せています。しかしその水溶性切削油剤には、ご使用者の立場からいくつかの問題点があります。 |
|
●一次性能 | 加工精度(面粗さ)や工具寿命への影響などの切削性能では、一般に水溶性切削油剤は不水溶性切削油剤に劣るとされています。 |
●二次性能 | 液の腐敗とそれにともなう悪臭、機械や製品の錆などが、使用上最も多く問題にされる点です。 |
●三次性能 |
最近では特に機械回りの汚れが、作業環境を悪化させ、作業能率を低下させるということで問題になっています。 |
◆問題点を解決し、生産性の向上、作業環境の改善に貢献する 後進性シンセティックソルブル&エマルション ダフニーアルファクールシリーズそうした問題点を解決するのが、ダフニーアルファクールシリーズです。 合成油をベースとし、抗菌性界面活性剤を配合した新しい水溶性切削油剤で、ソルブルタイプのWS・WM・WHと、エマルションタイプのES・EJ・EM・EH・EXがあります。 |
|
●一次性能 | ベースオイルに、潤滑性に優れた合成油を採用することによって、切削性能を大幅に向上させました。 |
●二次性能 | 抗菌性界面活性剤の採用によって、耐腐敗性能を飛躍的に向上させました。 |
●三次性能 |
酸化安定性に富んだ合成油の採用と界面活性剤の乳化力向上によって、機械回りの汚れに対する洗浄力を画期的に高めました。 |
特徴
1.大幅に向上した切削性能 水溶性切削油剤は、ベースオイルと海面活性剤、各種の添加剤から成っています。そのベースオイルには通常鉱物油が用いられますが、アルファクールでは、潤滑性により優れた合成油を採用し、その結果ソルブルタイプ、エマルションタイプとも、切削性能は大幅に向上しました。2.優れた耐腐敗性能 水溶性切削油剤の腐敗は、細菌や酵母・カビなどの微生物の繁殖によるものです。その対策として従来は、液中に防腐剤を添加して菌の増殖を抑えていましたが、防腐剤の効果は一時的なもので、長期間耐腐敗性能を維持することはできません。そこで最近登場したのが、界面活性剤自身に抗菌性を持たせる方法です。 ダフニーアルファクールは、その抗菌性界面活性剤を採用していますので、長期間にわたって優れた耐腐敗性能を維持します。 『静置培養法』による実験の結果、アルファクールは優れた耐腐敗性能を示しました。一般に好気性細菌が106個以上になると腐敗が進行していると判断されますが、アルファクールのエマルションタイプは希釈倍率30倍、界面活性剤をより多く配合したソルブルタイプは50倍でも菌の増殖は見られません。従って高い希釈倍率で使用することができます。 3.安定した防錆性能 4.抜群の洗浄性能 |